我が家のダッチオーブン達





最近、ダッチオーブンが流行っているんでしょうか?
そんな気配を感じる今日この頃・・・

そんなこんなで我家のダッチオーブン(DO)をご紹介します。

久しぶりの長文です (^^ゞ




◇◇◇



昔々、ケータイが肩から下がっていた頃。
キャンプの目的は「釣り」・「MTB」・「温泉」・「焚き火」だった。
食事への拘りは無く、何でも炭火で焼いて食べることが最高だと思っていた。

やがて もも が一員に加わり少しスタイルが変わった。

「自然の中を散策」・「旨いものを作る」が中心となってきた。


この頃に流行リはじめていたのが「ダッチオーブン(DO)」。
肉厚の鋳物(鉄)でできた黒い塊の鍋です。

料理と全く無縁だった店主が、料理に興味を持つキッカケになった鍋です。



映画 > 西部劇 > 夜 > チョロチョロ燃える焚き火

  カウボーイが焚き火の中に埋もれている鍋の蓋を小枝で開き・・・

  『ケッ! また豆かよ。』 と木のスプーンで撹ぜる

     ・・・のシーンに出てくる灰まみれの黒い鍋です。



焼く、蒸す、揚げる、炒める、燻製する、天火、圧力鍋、煮込みなどができる魔法の鍋。
鉄分補給や筋力強化にも効果が有るとか無いとか・・・

上手く育てれば油もほとんど不要になるそうです。
(我が家はマダマダ)




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色々な種類やサイズがありますが、我が家ではLodge社製の4種類を使用しています。

今でもどれかが毎日働いています。



◇◇◇





■ キャンプ オーブン


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最初に購入したのがコレ。
第一の特徴は、鍋底に足が生えている事。
何台か重ねたり、焚き火の中に入れても火(オキ)が潰れて消えないためです。
屋外ではこの足が何かと便利だが、台所で使うとシンクが傷だらけになってしまう。
足が邪魔でIHでは使えない。

第二の特徴は変わった形の蓋。
物を乗せても落ちない構造。
真っ赤に焼けた炭を乗せれば天火状態となる。
氷を乗せれば蒸し焼きに向く。
非常に重く鍋と密着している蓋は、蒸気と圧力を逃がし難い。

また、この蓋はジンギスカン鍋としても使える。
裏返せば目玉焼きが作れる。
屋外(焚き火)での使用が前提だが、七輪や薪ストーブとも相性が良い。

手鉤は熱い蓋を開けたり、焚き火の中から取り出す時に使用する。

得意料理:ピザ、鶏の丸焼き、ワイルドだぜぇ!な料理など





■ キッチン オーブン


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上記の「キャンプ オーブン」が家庭向けに進化したものらしい・・・
鍋底の足は退化し、蓋は少し薄く軽くなった。
この蓋の裏側にはイボイボがついており、蓋についた水滴がまんべんなく食材に落ちる仕組み。

もし、DOを1台だけ買うならば、このタイプがお薦め。
家族4人でデカイ鶏を丸ごとしゃぶり尽くしたいのであれば「キッチン オーブン12inch」で決まり。
但し、持ち運びと収納の苦労は覚悟。

女子に人気の「ル・クルーゼ鍋」は年の離れた妹って感じかな。
見た目は全然違うけど、性格はやはり兄弟です。

得意料理:(無水)蒸し料理、ローストビーフ、中華粥、フライドチキンなど





■ スキレット


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フライパンです。
一般のフライパンとの違いは他のDOと同様に肉厚の鋳物(鉄)でできていることと、
他の鍋用の蓋が使用できるので蒸し料理や天火風の料理もできます。

我が家の場合、キャンプ、キッチン、スキレットのサイズを合わせているので、
三種類の鍋と二種類の蓋を組み合わせて使用できます。
(キッチン鍋にキャンプの蓋など)

蓋を含め鍋全体が熱くなるのでぶ厚い肉を焼く事が得意。
遠赤効果ガンガン。

食パンのトーストも旨い。
表面「カリッ」、中は「フワ~」のトーストを焼くことができます。
2枚の食パンにチーズを挟んで焼いても良い!

得意料理:ステーキ、餃子、トースト、ピザなど





■ コンボ クッカー


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浅いフライパンと深いフライパンのセット。
この二枚が貝のようにピッタリと合わさります。
閉じた状態で上下を返すことができるのでパンやスコーンを焼くのに適している。

「キッチン オーブン」や「スキレット」などとしても使用出来る万能選手。

他と比べ、密閉性が弱いのが欠点。(家のダケ?)
他種と蓋の兼用はできない。

今となっては信じられないが、おかみはコレで毎日パンを焼いていた。
此処に越してきて、大事に育ててきた酵母菌が寒さで全滅したらしい・・・
・・し、IHのガラストップ上でコレをひっくり返すことはストレスだったそうだ。

得意料理:パン、スコーン、一応何でも熟(こな)す





◇◇◇




以前、当blogで「ついにフライパンを買う!」という記事を掲載しましたが、フライパンを使ってみてDOの素晴らしさが再認識できました。

表面ばかりが焼ける薄いフライパンと違って、中まで熱が通る。
肉類は間違いなくDOが旨く焼ける。
ムニエルなどはDOの方が少ない油で上手く焼ける・・・などなど


・・・んが、欠点も多い。

 ・筋力強化ができるほどの重さ。(軽いスキレットでも2.4kg)
 ・料理によっては油臭く感じる。
 ・プレヒートが少ない(温度が低い)と食材が張り付く。
 ・高温での酸化に強い油を推奨。
 ・錆びやすいのでお手入れが重要。
 ・酸性食材に弱い(鍛えればOK)
 ・調理後は直ぐに洗って手入れが基本。
 ・使い勝手が良くなるまで時間と手間がかかる(エージング)

最近はこれらの欠点をカバーしている商品もあるようです。





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