薪ストーブ物語 その4




寒々しい話題が続いたので、今回は温々(ぬくぬく)のお話です。

久しぶりの「薪ストーブ物語」。
お客様から一番尋ねられるのが 『薪ってどのくらい必要?』 であります。
ちょっと計算してみました。




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◆前提

 ・薪が持っている熱カロリー

  乾燥した薪の場合 約4,800kcal/kg だそうです・・・
  広葉樹/針葉樹など種類はあまり関係無いようです。
  また、切ったばかりで水分を含んでいるとカロリーは少なくなります。

 ・wan-1家の薪ストーブ

  現在使用している薪ストーブの暖房性能は最大6,800kcal/h。
  カタログ上では93㎡(約28坪)の最大暖房面積となっています。
  クリーンな煙と高い燃焼効率が自慢の薪ストーブです。
  温度調整(エアーコントロール)は自動です。

  朝の8時頃から燃やし始め夕方頃まで薪を入れます。
  翌朝までホンノリと燃え続けます・・・

 ・wan-1家で使用している薪

  1本の重さは0.7kg~1.5kg 平均1.0kg位かな。
  長さは30~40cm位。
  ブナ類と桜が主です。
  1~2年は乾燥させています。 


◆単純計算

 ・wan-1薪ストーブが最大&完全燃焼(最高状態)&ロス無しで燃えたとして、
  1時間に必要となる薪の量(kg)は・・・

  6800kcal/h ÷ 4800kcal/kg =1.42kg/h


◆実際の薪の使用量

 wan-1薪ストーブの場合、1時間で平均2本位(2kg)の薪を使用しています。
 (燃やし始めに沢山入れ、時間の経過と共に少なくしています。)

 煙突から熱が逃げたり、薪に含まれている水分を蒸発させるカロリーが必要なので
 単純計算よりは多めの薪が必要となります。

 補足:炉内温度が低い状態で燃やし続けると燃焼効率は下がります。
     煙突からモクモクでせっかくの熱エネルギーが逃げてしまします。
     (低温では触媒や2次・3次燃焼(ケムリの追加燃焼)が機能しません)
     なるべく炉内の温度を上げ、完全燃焼を心がけると薪の消費は少なく
     なります。


 1日10時間 1年で150日以上燃やしています・・・

    ⇒ 1日で20kg 1年で3,000kgの薪を使っている事になります。


◆実際の暖房面積

・ある日の夕方閉店後。
・この日の外気温は-1~+5℃。
・薪ストーブ1台を10時間燃やし続けた後。(他の暖房無し)

 ・・・ 時の各部屋の気温です。

 部屋a: 7.5坪 20℃
 部屋b: 7.1坪 20℃
 部屋c: 5.0坪 16℃
 部屋d: 9.0坪 14℃
 部屋e: 4.5坪 12℃ ← エアーダクトでストーブの熱を回している部屋
 部屋f: 3.0坪 6℃ ← ストーブの熱を回していない部屋


部屋により温度差が有りますが、最大暖房面積に近い数値ではないでしょうか・・・!

補足:
朝、薪ストーブを燃やす前の部屋aの気温は10~12℃位。外は氷点下です。


◆比較

・これを「石油ストーブ」に置換えると、「年間1200リットルの灯油が必要」となります。
   (単純計算)

・薪割り後に消費するビールは年間20リットルです。
   (実績)




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『我が家も薪ストーブ置きたぁ~い!』 と言われたお客様。
ご参考になりましたか?



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